キーマンインタビュー
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大連富麗華大酒店
総経理助理 市場銷售部総監 孫 元坝氏(Peter Sun)
時代やニーズに寄り沿い
世界品質のステイを実現
お客様を迎える一員としての歩み
大連富麗華大酒店に入社してから営業の仕事に携わり28年。入社のきっかけは、専攻だった日本語を使う仕事に就きたかったのが大きいですね。そして、富麗華が外資系合弁企業だったため、当時国が定めた5年の就業義務の対象外だったことから、「これからオープンするホテルだし、自由な気質の中で働きやすいのでは?」と思ったんです。
大学の先生に推薦を貰ったこともあり、1986年に念願叶って富麗華の営業部へ。私を含め、大連理工大学や東北財経大学などの10名が新卒入社となりました。
待ち受けていたのは、広州のホワイトスワンホテル(広州白天鵝賓館)での3カ月研修。当時、ホテル事業において広州が解放されていた地域だったこともあり、ホテル事業の先駆けともいえるエリアに身を置き、営業やサービスなど幅広い分野での知識やノウハウをみっちり学びました。
3カ月の研修を終えて大連に戻り、ほっとしたのもつかの間、次は海外のお客様の対応を視野に入れた英語クラスがスタート(笑)。『世界のお客様をお迎えするホテルの一員なのだ』という自覚が芽生えましたね。
そして1988年、満を持して富麗華がグランドオープン。オーストリア人や中国人マネージャーの下で、日本語スキルを活かして日系企業へのビジネスフロア販売や客室販売などに携わって参りました。不況や日中両国の関係など、時代の流れに揉まれることもありましたが、市場のニーズを捉え、お客様の声に応えられるようホテル全体で力を尽くしてきた次第です。
市場とニーズに合わせPRを展開
最近お客様の傾向としましては、個人での利用が増加、また食事の有無や客室のサイズ、時間帯など個人のスタイルに合わせてご予約なさる方が多いようです。
そこで、私たちは楽天トラベルなどのオンライントラベルエージェンシー各社と提携。30代~50代層をターゲットに、GDS(Global Distribution System)などのシステムを利用し、インターネットや携帯電話経由での集客獲得を展開しています。最近は中国で7億人のユーザーを持つとも言われる微信(wechat)を使った予約サービスの展開にも関心が高まるところです。主要利用客となる若者層が頻繁に利用するツールでのPR展開を強化できたらと思います。
そして、同時に欠かすことができないのが、ホテル連合加盟によるサービス提供。富麗華は2015年よりプリファード・ホテル・グループに加盟しています。以前は日本市場を重視し、別のホテル連合に加盟していた時期もございましたが、96年以降、大連に外資系大手ホテルが次々と参入したのを受け、欧米系市場および世界規模で切り込めるホテル連合への加盟を決めました。
その加盟により、現在富麗華では、加盟ネットワークでの予約をはじめ、20社以上の航空会社のマイル蓄積やマイレージ利用にも対応。世界のお客様に快適なステイをお届けできるよう取り組んでいます。
今後さらなる多様化が進むであろう顧客ニーズ。ひとつひとつを真摯に受け止め、心からの満足を得られるよう尽力して参ります。
大連フラマホテルの営業部スタッフと共に。日々スタッフ一丸となり、業務に取り組んでいます。
PROFILE
1964年生まれ、遼寧省大連出身。1986年に大連外国語学院日本語学科を卒業後、大連富麗華大酒店(フラマホテル)に入社、営業部に配属。1991年に営業部マネージャー、1998年に市場銷售部総監、2003年には総経理助理に就任、現在に至る。
大連富麗華大酒店
大連市中山区人民路66号
8263-0888
世界品質のステイを実現
お客様を迎える一員としての歩み
大連富麗華大酒店に入社してから営業の仕事に携わり28年。入社のきっかけは、専攻だった日本語を使う仕事に就きたかったのが大きいですね。そして、富麗華が外資系合弁企業だったため、当時国が定めた5年の就業義務の対象外だったことから、「これからオープンするホテルだし、自由な気質の中で働きやすいのでは?」と思ったんです。
大学の先生に推薦を貰ったこともあり、1986年に念願叶って富麗華の営業部へ。私を含め、大連理工大学や東北財経大学などの10名が新卒入社となりました。
待ち受けていたのは、広州のホワイトスワンホテル(広州白天鵝賓館)での3カ月研修。当時、ホテル事業において広州が解放されていた地域だったこともあり、ホテル事業の先駆けともいえるエリアに身を置き、営業やサービスなど幅広い分野での知識やノウハウをみっちり学びました。
3カ月の研修を終えて大連に戻り、ほっとしたのもつかの間、次は海外のお客様の対応を視野に入れた英語クラスがスタート(笑)。『世界のお客様をお迎えするホテルの一員なのだ』という自覚が芽生えましたね。
そして1988年、満を持して富麗華がグランドオープン。オーストリア人や中国人マネージャーの下で、日本語スキルを活かして日系企業へのビジネスフロア販売や客室販売などに携わって参りました。不況や日中両国の関係など、時代の流れに揉まれることもありましたが、市場のニーズを捉え、お客様の声に応えられるようホテル全体で力を尽くしてきた次第です。
市場とニーズに合わせPRを展開
最近お客様の傾向としましては、個人での利用が増加、また食事の有無や客室のサイズ、時間帯など個人のスタイルに合わせてご予約なさる方が多いようです。
そこで、私たちは楽天トラベルなどのオンライントラベルエージェンシー各社と提携。30代~50代層をターゲットに、GDS(Global Distribution System)などのシステムを利用し、インターネットや携帯電話経由での集客獲得を展開しています。最近は中国で7億人のユーザーを持つとも言われる微信(wechat)を使った予約サービスの展開にも関心が高まるところです。主要利用客となる若者層が頻繁に利用するツールでのPR展開を強化できたらと思います。
そして、同時に欠かすことができないのが、ホテル連合加盟によるサービス提供。富麗華は2015年よりプリファード・ホテル・グループに加盟しています。以前は日本市場を重視し、別のホテル連合に加盟していた時期もございましたが、96年以降、大連に外資系大手ホテルが次々と参入したのを受け、欧米系市場および世界規模で切り込めるホテル連合への加盟を決めました。
その加盟により、現在富麗華では、加盟ネットワークでの予約をはじめ、20社以上の航空会社のマイル蓄積やマイレージ利用にも対応。世界のお客様に快適なステイをお届けできるよう取り組んでいます。
今後さらなる多様化が進むであろう顧客ニーズ。ひとつひとつを真摯に受け止め、心からの満足を得られるよう尽力して参ります。
大連フラマホテルの営業部スタッフと共に。日々スタッフ一丸となり、業務に取り組んでいます。
PROFILE
1964年生まれ、遼寧省大連出身。1986年に大連外国語学院日本語学科を卒業後、大連富麗華大酒店(フラマホテル)に入社、営業部に配属。1991年に営業部マネージャー、1998年に市場銷售部総監、2003年には総経理助理に就任、現在に至る。
大連富麗華大酒店
大連市中山区人民路66号
8263-0888
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