キーマンインタビュー

大連美凱口腔門診部
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大連美凱口腔門診部

歯科医師 長島 信也氏

国を越えて見える現状
安心のデンタルケアを


来連して知る、中国の良さ


 日本で歯科医師として32年。中国行きのきっかけと言えば、60歳の時でしょうか。ふと、「これまでとは違う、何か別のことをやりたい」と思ったんです。
 そんな時、日本の歯科向けに健康保険などの計算や各種データ処理ソフトを開発・提供するMICとのご縁が舞いこみました。MICのソフトは以前より私のクリニックでも使っていたのですが、営業として出入りされていた方が自社商品の中国進出に向けて、大連で歯科医院を開院しているので来てもらえないかとお声がけくださったんです。中国行きなんて想像したことはなかったですし、ニュースで知るイメージしかなかったものですから、正直迷いましたね。
 そこで家族に相談し、じゃあモノは試しにと2日間母と妻を連れて大連を訪れることに。旅行を終え、さてどうしたものかと思っていると、妻は中国語のCDを買い、母は「思ったより料理がおいしかった」との一言。じゃあ行くか! と腹を括りました(笑)
 中国へ行くことを決め、周囲の反応も予想以上で、安否の心配も多くいただきました。中には「中国行きの話はよく上がるけれど、なかなか難しいみたいだよ」、なんて噂を聞いたことも。正直不安もありましたが、いざ移り住んでみると親日的な方が多く、環境も良くて住みやすい。
 また、歯科医として驚いたのが、中国の技術の在り方。日本は新しい技術を積極的に取り入れていく傾向が強い気がしますが、中国では、新しい技術とともに昔からの方法で歯科医にも患者さんにも負担が軽いとされる従来の技術も残っているんです。双方の良いところを上手く取り入れて活かしているんだなと感銘を受けた次第です。  

持つ技術で、今後できることを考える

 中国に来て、さまざまな方とお会いしましたが、症状を我慢し続けて、耐えられなくなりやっと病院の門を叩く方が多い。初期なら様子を見たり、簡単な処置を行ったりと選択肢が多く、負担も軽くなります。ですが、あまりにも状況が進行していると私たちの手には負えなくなってしまいます。
 日本の方ならば一度は耳にしたことがあるであろう「早期発見、早期治療」。さらに、「疾病の予防」意識。中国では、定期健診に通う習慣や教育機関での歯磨き教育など、普及はまだまだのようです。機会はまだありませんが、今後少しでもこの意識を広められたらいいなと思います。
 歯に何か問題が起きたとき、誰もが不安になるもの。特に日本の方にとって、海外での歯のトラブルは、言葉の壁はもちろん料金や処置の方法など、気になることは多いと思います。そんな時こそ私たちの出番。まずは電話で相談すれば、状況やすぐできる対処法などが分かる可能性がありますし、何より気持ちが楽になるはずです。
 歯科医師として長年努めていますが、実は私自身歯医者は苦手(苦笑)。だからこそ、処置を受ける側の立場になって考えようという気持ちがより強いのかもしれません。故郷を離れて暮らす日本人の方や歯の問題について悩む中国人の方にとって、私たちの技術や想いが、少しでもお役に立てることを心より願っています。



診療室にて。日本語ほか、モニターを使うなど患者さんに分かりやすい説明を行います。


PROFILE
ながしま しんや
1954年生まれ、東京都出身。1980年日本大学歯学部卒業後、同大学院歯学研究科に進学。卒業後歯科勤務を経て、1986年に東京都千代田区にて長島歯科医院を開設。昨年12月より大連美凱口腔門診部に常駐する日本人歯科医師として来連、現在に至る。


大連美凱口腔門診部

大連市沙河口区長生街60号-3
℡ (0411)8366-8123/158-4248-3228

大連美凱口腔門診部

住所 辽宁省大连市沙河口区长生街60号-3 MAP
電話 0411-8366-8123 / 158-4248-3228

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