キーマンインタビュー

大和事務処理中心(大連)有限公司
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大和事務処理中心(大連)有限公司

総経理 杉本拓也氏

共に創る 共に生きる
優秀な「人財」と共に
高付加価値サービスを提供


環境変化に柔軟かつ迅速に対応持続的な成長を目指す


 当社は、2001年に大和ハウス工業株式会社の100%出資で設立された建築・住宅分野に特化したBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)企業です。主にプレハブ建築設計、一般建築設計、住宅設備設計、建築建材設計、鉄骨情報加工、バックオフィス業務を中心に行っております。最近大きく業績を伸ばしているのが、一般建築設計業務である建築物のBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をはじめ、意匠、構造、設備などの設計における中間業務です。常に時代のニーズに応えられるよう、新しい設計手法を導入し、専門的な知識やスキルを備えたスタッフを多数配置しています。作図経験5年以上の技術者が中心となり、専門知識を活かして、徹底した工程管理と品質管理により、お客様が必要とする図面を正確かつ迅速にお届けします。2D図面、3次元BIMモデルまで幅広く対応しています。 
 設計業務においての特徴は、「一気通貫」システムと「チェックレス」です。「一気通貫」システムとは、建物を建築する場合、まず最初に行うのが「企画設計」、そこから「基本設計」「実施設計」「見積もり」「契約図面」「工事図面」最後が「竣工図面」です。これら全ての作業を最初から最後まで当社で行う事を麻雀の上がり牌になぞられて「一気通貫」と呼んでいます。このシステムは日本側の負担を大きく減らします。作業段階ごとの引継ぎ業務は当社側で行うからです。このシステムにより当社は、2019年に大和ハウス設計業務の8割を請け負いました。もう一つが「チェックレス」です。当社が作成した図面や見積もりの大半は、日本で再度のチェックを行う必要がありません。日本側でもう一度、図面をチェックするだけで業務量が増えコストが発生してしまうからです。現場で図面の誤りによりコストが発生した場合は、当社が全額を負担します。それだけ設計業務に自信と実力を持っております。
 今年の春節明けから新型コロナウイルスの感染が拡大し、当社にとっても大きな試練でした。在宅勤務中も日本は通常出勤なので、前半組と後半組に分けて会社での業務を行いました。しかし、どうしても業務が溜まってしまったので、春節明けには後れを取り戻す予定でした。春節が明けても社内の過密を避けるためフロアごとに人数制限を行いながら業務を継続することになり、お客様との納期に支障が出始めました。こういう時こそ柔軟に対応しなければなりません。管理職と職員が一丸となって、取引先担当者との納期の調整、在宅勤務の体制を整えて不足の業務量をカバー、ハード面とソフト面の問題を素早く解決してくれました。在宅勤務は3月ごろには必要がなくなりましたが、今後のために三カ月程度在宅勤務を継続し、業務データを取りました。


事業を通じて人を育て信頼される人はそれに応えてくれる


 当社では925名の社員が在籍していて、日本人は私一人です。私が赴任する以前は、中国人の総経理が8年間マネジメントを行っていました。私が変更したのは、各管理職の役割と責任範囲を明確にしたことです。事業部制を敷き、部門長には経営数字と人員体制に権限と責任を与え、自分が社長だと思って事業を行ってもらう様にしています。部門長が自部門の事だけを考えて計画を立案し、副総経理が部門間のバランスを調整してまとめてくれています。多くの重要な案件を彼らが適切に対応してくれますので、私は日本との調整役に徹しています。優秀な人材に支えられている当社ですが、これらの人材がいるのは、2012年から日本本社への留学制度を行っているからです。
 優秀な人材を選抜して1年から3年、当社にとって必要な分野(建築、設計、財務、人事、営業)について大和ハウスの関係部門で業務を行いながら必要なスキルを学んでもらっています。BPO事業は新規プロジェクトを行う際にも、取引先の日本で1ヵ月から半年間の引継ぎ研修を実施しますので、管理職スタッフは日本での勤務経験を経ているため、それらの人脈を営業に活かしています。また、日本で日本人と一緒に勤務した経験を通じて、日本人の考え方や仕事の取組み方にも精通できるようになります。大和ハウスグループでは、「人財」こそが最大の財産であると考えています。そのため、二級建築士、積算士、日商簿記の取得支援(日本への渡航費は会社負担)や、日本人講師による日本語教育や奨励制度の導入、新入社員への社寮の提供、保険制度の充実などの施策を通じて人材の確保に注力しています。


企業体質を変えつつ革新を図る


2019 年に私が赴任して以来、企業体質を変えるべく、BPO からの脱却に取り組んできました。KPO(ナレッジ・プロセス・アウトソーシング:知的業務委託)の請負を進め、現在では半数以上の業務が KPO です。今後はそこからもう一歩踏み込み、日本ではできない、難易度の高い図面を制作できる人材がいる会社としての役割も担っていきたいと考えています。
 2018 年には、当社の 100%出資企業として東京に子会社の DDI を設立し、営業活動を行い、クライアント企業に対して業務プロセスの最適化をご提案しています。
 成熟期を経て停滞するのではなく更に成長を加速するために、当社では多岐にわたる事業を展開しています。新規事業に取り組むべく事業開発部を新設したほか、子会社(DDI)経由で人材派遣業も展開しています。そして、木造2*4工法にも挑戦しています。今年は 20 周年を迎える節目の年になります。これまで積み重ねた経験と培ってきた業務ノウハウを活かしつつ、業務の安定的な運用と既存業務の継続拡大に尽力していきます。そして、より高難易度で、高付加価値なサービスの提供を行い、企業価値の向上を目指します。


社内で中国語を使う機会が無くレベルの低下に歯止めがかかりません。単語や文法がめちゃくちゃでも社内では忖度で理解してくれますが、街中では調整が出来ず隣りにいる娘が優しく言い直してくれます。



一般常識というものは、育った環境や普段の情報から構築されるもので中国では通じないという事を意識しています。特にスタッフには、私の常識は大和ハウスの企業文化で培われているので、当たり前だと思わない様に注意喚起しています。


PROFILE
すぎもと たくや

1978年生まれ、奈良県出身。北京語言文化大学経済貿易学科卒業後、03年大和ハウス奈良支店入社。11年から大和房屋(蘇州)にてマンション販売、建築及びアフターサービスに携わる。16年に大連槐城別墅総経理に就任、19年から大和事務処理中心(大連)総経理、20年から大連民航大厦総経理の仕事も兼務している。


<杉本さんをさらに知る>


旅行が大好き


2011年に蘇州に赴任してからまず旅行に訪れたのが「山水甲天下」と言われる桂林でした。国慶節に訪れましたが、その頃はまだ旅行ブームではなく、観光地も空いていたので快適な旅行が出来ました。


社内徒歩大会


2019年に、星海広場から付家庄公園までの海岸沿いを2時間かけて歩き、公園で弁当を頂いて解散しました。晴天に恵まれ、約700名が海辺をゆっくりと歩きながら楽しむことができ、有意義なイベントとなりました。


アメリカ旅行


何年も中国で生活していて大抵の国内の観光地は旅したので、2019年に別の大陸を訪れました。2月のカリフォルニアは思いの他寒く、サンフランシスコで色違いのフリースを買いました。ヨセミテ国立公園でも役に立ちました。


大和事務処理中心(大連)有限公司

大連市中山路143号大連民航大厦19階

℡(0411)8360-8905


大連民航大厦有限公司

℡(0411)8363-3111

大和事務処理中心(大連)有限公司

住所 辽宁省大连市中山路143号大连民航大厦19楼 MAP
電話 0411-8360-8905 / 0411-8363-3111

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