中国で成功する人事！

皆様の中で、現在コンサルティング会社と契約をして何かを解決しようとされていらっしゃる会社があるかと思います。私自身人事労務関連のコンサルティング会社に勤務していますが、今回はあるお客様からご相談を受けた案件に対して、お客様ご自身がとても上手くハンドリングされたケースをご紹介させていただきます。

普段私たちがご相談を受けるのは中国にある日系企業からが多いのですが、扱う問題が比較的重要な場合や深刻な場合に日本などの本社が絡むことがしばしばあります。最近体験したあるお客様のケースでは、取り組んでいるプロジェクトが終了したあと、日本本社の承認を得る必要があるため、プロジェクトが開始したばかりの段階から本社人事部の方に日本側でTV会議に出席していただき、プロジェクトの趣旨や日程などについて私どもに説明する機会を与えていただきました。そして、その本社人事の方が中国にご出張でこられた際にご面会もして、短い時間ながらも直接お話をするチャンスもいただきました。そして最終的にプロジェクトが完了する直前にも再度TV会議でコミュニケーションをとり、最後は本社の承認をスムーズにお取りになられたのです。

これがもし途中で日本本社の方と私どもとの間で全くコミュニケーションをとる機会がなかった場合、本社側から見て｢海外子会社が勝手にコンサルティング会社を使って、本社の意向にそぐわないことをやった｣と受け取られ、最悪は承認が得られないということも有り得ます。