Concierge上海2018年7月号
  • 千年の歴史が息づく水郷古鎮 生活の息吹と熱気を体感
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千年の歴史が息づく水郷古鎮

生活の息吹と熱気を体感


他の江南水郷古鎮と比べ、町の規模が大きくなく巡りやすいのも魅力
ノスタルジックな雰囲気が漂う西塘の見所を徹底解説


浙江省周辺には島が多く、その中でも上海から日帰りで行ける島は、舟山群島の一部の嵊泗(ションスー)列島や、上海最後の生態浄土である崇明島などがある。
崇明島は長江から流れ出た土砂が積もった沖積島で、唐の武徳元年(西暦618年)に海面から姿を現し始め、さらに積もった結果、今の崇明島ができた。今でも崇明島は成長し続けている。崇明島の面積は約1225平方キロメートルで、海南島に次ぐ2番目に大きい島である。崇明島の大気、水、土地は比較的きれいで、北亜熱帯気候に属し、温和で湿潤、四季があり、十分な日照や降雨があるため多くの種類の生物が生息し、島の東部にある崇明東灘湿地は鳥類自然保護区と中国国家地質公園にもなっている。2002年1月にはラムサール条約登録地となった。





古鎮×美景



01  



明・清時代の

屋根付き商店街


煙雨長廊(えんうちょうろう)

長さ1km以上にわたって屋根つきの道が続いている。西塘は明、清の時代に江南地方の商業集積地だったが、江南地方は雨が多く、西塘を訪れた人々が雨に濡れないように、自分の商店の前に屋根をつけたことが始まりとされている。ある店が店の前に屋根をつけたところ、他の店も次々に屋根をつけ、現在の形になったのだとか。

浙江省嘉興市嘉善県西塘鎮南苑路258号
終日開放




02

すれ違うのもやっとな
入り組んだ狭い路地


石皮弄(せきひろう)

西塘の見所の一つである路地。上の写真は石皮弄という路地で、「弄」という字は路地のこと。石皮弄とは石皮の弄(路地)という意味だが、「石皮」とは路地に敷かれた石が皮のように薄いことから名づけられたとされている。この路地の石板は厚さがわずか3cmしかない。石皮弄は西塘で最も狭い路地で、幅は80cm程度しかない。

浙江省嘉興市嘉善県西塘古鎮西街
終日開放



(とうとうがい)
塘東街(バーストリート)

夜になると通り一帯の赤提灯が灯り、ネオンの光と音楽、そして若者たちの歌声で賑わう。ほとんどのバーには歌手が常駐しており、生の演奏が聞ける。川に面したお店であれば、景色を楽しみながらのお酒も格別だ。

浙江省嘉興市嘉善県西塘鎮南苑路258号
各店の営業時間によって異なる




03

昼と夜で雰囲気が一変
活気溢れるバーストリート





古鎮×美食


高品質な豚の足肉を用いた豚足料理である「送子龍蹄」。秘伝のソースをかけ、蒸し上げる。肉は柔らかく、香ばしくて、噛むと程よい弾力がある。



漢民族の伝統的なお餅のようなお菓子である「芡实糕」。完全に手作りで制作されている。花粉と蜂蜜が入っており、甘いがしつこくはない。「芡实」とは漢方薬の一種。




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