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司馬台長城(しばだいちょうじょう)
往時の雄姿を色濃く残すことで知られる長城
司馬台長城は北京市内から北東に約120キロ離れた郊外に位置し、金山嶺長城や白龍潭風景区に隣接している。明代の戚継光が改修工事を行い、5箇所ある万里の長城のうち3番目に開放されたところだ。往時の雄姿を色濃く残すことで知られるこの万里の長城は、起伏の激しい急斜面ということでも有名だ。黒楼、花楼、仙女楼などがあり、なかでも標高986メートルと最も高い位置にあるのが望京楼で、ここから眺める長城はまさに絶景である。はるかかなたまで見渡す壮大な風景が人々をはるか昔の世界へいざなってくれる。また金山嶺長城と隣接しているので、両方見学することも可能である。司馬台長城は、明代からそのままの険しい姿と雄大さを残す万里の長城である。勾配が急であるため、天梯(天へのぼるハシゴ)と呼ばれ有名になっている。全長は19キロで、絶壁を延々と曲がりくねり東西に広がっている。城壁両側の上部の壁は防衛する際に投石するための射撃孔や、狙撃壁の向きもそれぞれに異なっている。東側には城楼が16ヵ所あり、さまざまな形をしている。最も有名なのは第15楼「仙女楼」と第16楼の「望京楼」で、望京楼は最も高い場所に位置している。勾配が最も急なのは、第14楼の「天梯」で85度あると言われている。第18楼の「将軍楼」にはすばらしい麒麟のレリーフがある。しかし現在は第12楼までしか見学することはできない。長城のふもとには司馬台ダムがあり、湖でボートや釣りも楽しめる。
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