正統派の味をひたむきに
守り、繋ぐことを大切に
株式会社 御成り道
（居酒屋 のん太、日本料理 神田川）

「にぎわい」、「くつろぎ」、「もてなし」をテーマにした3ゾーンで構成される600㎡の大型店となる2号店

2号店となる「神田川」のエントランス。日本文化の象徴でもある提灯飾りが、和食を愉しむ気分を高めてくれる

森ビル裏「のん太」。1階のカウンター席、座敷、増床した2階にも座敷、テーブル席が設けられ、連日賑わいを見せる

　山口県でホテルを経営する弊社事業の一環として、ホテルサービスを学ぶ中国人派遣・研修制度を行っていたことが大連との縁の始まりです。現地事務所をおき往来が増える中で、飲食事業展開を目指すことに。まずは森ビル裏の手頃なところで、ラーメン店「来来亭」を2011年にオープン。そこである程度の手ごたえを感じ、本腰を入れ展開すべく誕生したのが「のん太」です。森ビル勤務の駐在員をコアターゲットに、飲み＆食事処、日本の家庭の味を売りに、2013年にオープンしました。

　私自身（当時で）35年の和食経験を以って立ち上げから携わり、いざ開店したものの、最初の一年はまさに苦労の連続。例えば味噌汁ひとつにしても現地スタッフに味見してもらったら10人中10人から「（味が薄すぎて）おいしくない」という意見が（笑）。素材本来の味を生かす和食と、スパイスをふんだんに使い、味に工夫を凝らす中華料理。味覚のギャップは大きく、何度も自信を失いかけることも（笑）。また刺身や一品を例にすれば、「わびさび」の心を表現した和のシンプルな盛りつけでは物足りない中国の感覚に対し、彩り華やかな食材を使うなど、工夫してきた点はいくつもあります。オープン当初は8割近くが日本人客であったのが、現在は中国人客へと逆転。こだわり続ける部分と変えていく部分を融合し、中国の方々に受け入れられてきた何よりの証拠です。2年半がたち運営も安定した2015年秋に、元より計画していた店舗拡張を行い2階部分をオープンさせるに至りました。
現在は6月中旬オープンの大連2号店「神田川」の準備に追われる日々。天津街のホテルホリデイ・イン2階の600平米の大型店となります。多くの人が行き交うホテルという空間を最大限に活用し、たくさんの提灯を飾り日本文化を押し出した視覚に訴える内装や、日本文化体験として、正月の餅つきや夏祭りを思わせる金魚すくいなど、季節に合わせたイベントも予定し、差別化を図ります。
　弊社神田勝会長の「大連ナンバーワンを目指す」を掲げ、私は普通のことを丁寧にやり続ける。それを現地スタッフにしっかり受け継ぐことこそが重要であり、使命であると考えます。

居酒屋 のん太／日本料理 神田川
総料理長　山田隆さん
調理師専門学校卒業後、1979年入社。山口県、広島県等のホテル和食部門、東京・銀座国際ホテル内「居酒屋 のん太」に従事し、和食一筋40年。2013年「のん太」立ち上げのため来連。

＜日本国内／海外店舗数＞
日本国内（ホテル）　2軒
海外（中国のみ）　2店
萩グランドホテル天空（山口県萩市）、湯免グランドホテル（山口県長門市）を運営。1991年より日本国内にて居酒屋「のん太」を東京、山口でも展開実績あり。

■ＤＡＴＡ

のん太

西崗区錦華街

℡8361-3872／188-4281-4771（日本語可）

11:00～14:00／17:00～24:00（L.O.23:00）

お問い合わせのん太

神田川

中山区天津街189号ホリデイ・イン大連2階

℡8267-1888／156-4099-3099（日本語可）

11:00～14:00／17:00～22:30

＜本社＞山口県萩市　hagi-gh.com/