Concierge上海2015年10月号
  • 実録!オフィス移転
  • 実録!オフィス移転

    2015年に華々しく移転を果たしオフィスをパワーアップした、日系企業2社のオフィスを訪問。

CASE①インテリジェンス

会社の改革・前進の舵を切る、

第一歩としてのオフィス強化


グループ企業の欧米系人材会社「ケリーサービス」とのオフィス統合を機に、今年8月、環貿広場(iapmモール)に移転したばかりのインテリジェンス。今注目を浴びるオフィスビルへの移転は「大きなプロジェクトとして、ケリーサービスと共に約1年の歳月をかけて慎重に進めた」と、管理本部の張莉さんは話す。「もともとグループ企業とはいえ、オフィスが離れていて不便だった」こともあり、よりコミュニケーションを密にするため移転を決意。さらに、「中国において、今後さらに必要とされる会社に成長したいと考えたときに、その志に相応しいオフィスに移ることで、社員のレベルも上がるはず」という、「良いオフィスが、良い人材を育てる」発想も、大きなきっかけになったとか。立地に関しては「年末に地下鉄7・12号線が開通しさらに便利になることで、社員もお客様もアクセスしやすい場所に決めました」。また、欧米企業と日系企業のオフィス統合ということで、「10社以上の内装会社の提案を拝見しましたが、欧米的センスでオシャレなものが、日本人の目線では違和感があるなど、双方の価値観の相違により主張がぶつかることもありました」。しかし懸命な模索の結果、互いの文化や意見を尊重し、バランスの取れた着地点が実現した。新オフィスで働き始めて約1カ月。「スタイリッシュでありながら安らげる空間で、すでに長くここで働いている気持ちがします」と大満足。「ブラッシュアップしたオフィスに、お客様からも良い反応をいただいてます」と話す。




(写真一番上)休憩室として、またカジュアルミーティングなどでも活用できる開放的なパントリー  (上から2番目)シックな色合いのVIPルーム  (上から3番目)拠点を置く11カ国の国花の名前を側面に大きく施した、ガラス張りの会議室と面談室



(一番上)備品を最小限に抑えたシンプルなエントランスが先進的 (上から2番目)L字型に設けられた広々としたワーキングスペース。所々にミーティング用スペースも設置

※インテリジェンスの詳細は→英創人材服務(上海)有限公司



CASE②:カシオ

ブランドイメージに合う近未来空間に一新


上海最大級のモールとして開業し話題の環球港(グローバルハーバー)のオフィス棟へ、今年6月に移転したカシオ。ブランドステイタスの向上とともに社員数も増加し、手狭になっていた空間を一新するため、ビルの約2フロアという余裕ある空間へと移った。「電子辞書など堅い印象の製品もある一方、最近は自撮り用カメラなどファッション性の高い製品も多く扱っているので、ブランドイメージに合わせ、複数の提案の中から、思い切って斬新なデザインを採用しました」と総経理の林成彬さん。オカムラ(→P28)が内装を手がけたオフィスは、近未来的なエントランスから、照明に配慮した会議室まで、テーマのひとつでもあった「社員が自慢できるオフィス」に見合った仕上がりだ。また、「移転を機に、オフィスの運用を見直したかった」と語る通り、会議室の予約システムなど厳格なルールを新たに設けることで、ハードだけでなく「社員全員で配慮しながら、オフィスを気持ちよく使う」というソフト面でも、働き方を一新することに成功している。オフィス環境と社員とが刺激し向上し合う、移転の好例だ。


(一番上、上から2番目の左)曲線が印象的なエントランス (上から2番目、右)社員にも人気のリフレッシュルーム



(写真一番上)VIP会議室は光がやさしく落ちるようLED照明に布を張って調整  (上から2番目、右)各会議室前には入室・退室を厳格に管理する装置が  (上から2番目、左)スツールの配置がユニークな応接室 


※カシオ

卡西欧(中国)貿易有限公司

凱旋北路1188号環球港B座11階
6197-4898(日本語可)
www.casio.com.cn



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