アヘン戦争から新中国の建設まで
時代ごとの大連の様子や市民の日常生活の実像を垣間見よう

大連１００年の歴史を巡る

中国風と西洋風を融合させたモダンな外観の大連博物館は星海広場の北側に位置している。4階建ての館内では、近代から現代までの約100年の大連を、歴史変遷、都市建設や産業発展、文化生活などのテーマ毎に紹介している。「近代大連」展示室では、1840年のアヘン戦争から1949年の新中国建国に至る大連の歴史を扱っている。また、大連港の建設や満鉄の設立、市街地の発展、路面電車の敷設など、見事に発展していく大連の近代史を文物や豊富な写真で紹介している。日本統治期を含めた時代の街の様子や、市民の日常生活の実像を紹介する展示もある。特に、日本へ巡回展覧をした刺繍や、遼南名家書画、民俗品、影絵芝居などが見どころ。アフリカの民族文化展や日本アニメ文化展なども開催されている。

 

ミュージアムショップに立ち寄ってお土産を買おう！

 

一階の書店には、大連に関する歴史書、民俗風土に関する各種書籍が販売されている。また、中国文化を代表する影絵芝居、切り紙細工、陶磁器、団扇、水差し、急須、茶碗、カップなども販売されている。中でもお土産としてお勧めなのが、中国の伝統芸術で、対称性、緻密さ、文化の美の特徴を持ち合わせた中国結びだ。「結」は「吉」と発音が似ているため、吉祥、健康、平安、幸福、団欒といったニュアンスを含む、めでたい飾り物とされている。

大連博物館
沙河口区会展路10号
8480-1052
9:00～15:30
入場料：無料（パスポート要持参）