事務所移転が決まったらコチラへお任せ。早めに把握しておきたい全体の流れや、注意点についてうかがいました。

Q　引越し全体の流れについて教えてください。
A　打ち合わせ：作業＝7：3の割合で打ち合わせが大事！
日中のスタッフ全員が協力してスムーズな移転を！

教えてくれたのは・・・

トランジットアジア（上海福岡国際貨物運輸代理有限公司北京分公司）

松岡晋さん／営業主任／ 2013年より北京勤務。物流業界7年の経験を持つ。

■作業の流れ
①お客さまからお問い合わせ
②下見、見積書作成・提出
③移転委員（責任者）の決定
④作業計画の作成
⑤移転作業準備説明会
⑥資材配達　
⑦荷造り作業　
⑧移転作業
⑨作業終了　
⑩資材引取
　最初のお問い合わせは、引越し予定日より2カ月前くらいが目安。1カ月前に開催する説明会がとても重要です。
ご家庭の引越しの10〜20倍もの作業量になるので、社員1人1人の動きが大切になります。細かいことですが、ダンボールのどの位置に行先表示ラベルを貼るかだけで劇的に作業スピードが変わります。
　ダンボールは新しいものの使用をお願いしています。古いダンボールはホコリを吸ってもろくなっている場合があり、破損の心配があるためです。
　移転で出た不要品は、専門業者に引き取ってもらいますが、日本では処分が困難なものでも中国では割りと簡単に処分できることがあります。

詳細はトランジットアジア


Q　引越し前後の注意点を教えてください。
A　事前：作業可能時間やトラック駐車場所の確認など
当日・事後：家具の中身の箱詰め、持ち出し許可証など

教えてくれたのは・・・

中外運-日新国際貨運有限公司

（左）青木さん／総経理助理兼引越部／同社勤務9年、（右）曹勃さん／引越部部長／同社勤務9年

■事前準備の注意点・ポイント
・旧・新オフィス両ビルの移転作業可能時間、養生する場所
・トラック輸送車両の駐車場所
・貨物用エレベータの位置、状況
・移転予定の家具は解体・組立ての必要があるかどうか
・ワークデスクを解体および組立てをする場合、強電や弱電の配線する業者との時間配分
・プロジェクター、コピー機など配線を専門業者にて脱却の必要があるかどうか
・オフィス内に事前に配送するダンボールなどの資材置き場

■当日・事後の注意点・ポイント
＜移転当日＞
・デスク、キャビネット等の中身はすべて箱詰めしてあるか
・廃棄品が紛れていないか
・ビルの持ち出し許可証等の書類は揃っているか（持ち出し許可証は事前に物業会社へ確認）
・移転作業後に誰が旧・新オフィスの鍵を閉めるか
＜移転後＞
・指定された場所（レイアウト通り）に家具、荷物は置いてあるか
・残材ダンボール等の処理

詳細は中外運-日新国際貨運有限公司