-
北京の育児AtoZ~小中高編~
こどもの将来を決定する教育問題。頭を悩ます課題を解消
小中高編 お悩み解決スペシャリスト
北京日本人学校 教頭
高橋 勝 先生
埼玉県公立中学校で教鞭をとったのち、ロンドン補習授業校に3年間勤務。その後、行政職を経て、公立小学校教頭として現場に復
帰。2014年4月より現職。
北京アカデミー 酒仙校 校長
横田邦芳 先生
小中学生対象の学習塾、北京アカデミー酒仙校の校長。長年にわたる北京における帰国子女指導に携わり、学習指導や進路指導で経験を積んでいる。
北京楽成国際学校4年生学級担任、就学前指導
マシュー先生&サリー先生
イギリス出身。夫婦夫婦で教師を務める。2人の子ども当学校に通っている。
~~~~~~~~~~~~~~~
Q教育に関する情報はどのように収集できますか?(Bさん、8歳と3歳のママ)
A 各種専門サイトがオススメ
文部科学省や海外子女教育振興財団などのHPが便利。それぞれのリンク先からも、教育相談や帰国生入試に関わる情報が入手可能。日本人学校在籍者には、学級担任より情報を提供しています。(高橋先生)
Q日本の学校との学力の差はどのくらいある?(Gさん、7歳のママ)
A 問題ないレベルです
北京のお子さんは総じて学力は高いレベルにあります。日本人学校の授業についていければ帰国
後もさほど心配はないと思います。学年の途中の帰国であれば進度の差、教科書で習う順序の違いで一部抜けてしまう項目がある可能性はあります。(横田先生)
Q家は日本語、学校は英語。中国語はどうするべき?(Hさん、16歳と14歳のママ)
A 家庭教師をつけましょう
現地校に通わない限り、中国語を本当に習得するのは現実的に難しいです。学校の授業だけでは学ぶ時間が短いので家庭教師など別に時間をとりましょう。あいさつ言葉や簡単な自己紹介くらいは最低限話せるようになれば何も知らない日本の人から見れば十分中国語ができるように思われるでしょう。(横田先生)
Q屋外での体育自粛など運動不足が心配です。(Iさん、10歳と7歳のママ)
A 保護者運営サークルに参加を
日本人学校では、新入・編入希望のご家庭に、保護者により運営されているサークルを紹介しています。現在、サッカーやバスケットボール、軟式野球、バレーボールなどが活動中。また、剣道やバレーボール、バスケットボール、バドミントンなどの日本人会所属同好会も学校の体育館を使って活動しています。(高橋先生)
Q長期間滞在する場合、高校進学が心配です。(Kさん、12歳と8歳と3歳のママ)
A 現地校国際部やインターへ
北京には上海のような日本人学校の高等部がないので、選択肢としては、現地校国際部やインターナショナルスクールへの進学になります。日本人学校でも進路指導の中で相談にのります。(高橋先生)
Q帰国後、受けれてくれる高校はありますか?(Jさん、15歳のママ)
A あります
日本帰国後の進学について、海外子女教育振興財団のホームページでは、帰国子女受入れ校の情報提供を行っています。また、リンク先よりボランティア団体などの情報も入手できます。日本人学校では、中学部の担当者を中心にきめ細かな進路指導を行っておりますので、ご安心ください。(高橋先生)
Q現地の子どもとの交流で中国語を覚えさせたい。(Iさん、10歳と7歳のママ)
A サークル活動でふれあって
日本人学校に通うだけでは現地の人との交流は限られてしまいます。サッカーチームやテニススクール、バレエなどで中国や他の外国の子供たちと共通目的のもと、触れ合う機会を持てます。実際中国人の子供は勉強や習い事でとても忙しいので他にはなかなか時間が取れないのが現実です。(横田先生)
Q国際学校はたくさんあるけど、なにを基準に選ぶべき?(Lさん、15歳と12歳のママ)
A 実際に見学しましょう
プログラム内容やカリキュラムに賛成できるか。家でサポートできるか? 学校施設のメンテナンス度、先生の質に、クラスの大きさ、英語以外の言語を話す子どものサポート環境は? 最後には、歩いてみて雰囲気が良いと思える学校かどうかも大事です。(マシュー&サリー先生)