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LADY BOSS Pizza Soleil 楊美さん
大連で活躍する女性の皆さんを紹介します。
成長へのキーポイントは多くのお客様とのコミュニケーション
イタリア料理レストラン Pizza Soleil(ピッツァ ソレイユ)
オーナー兼接客担当 楊美さん YANG MEI
大連市出身
大連外国語学院(現大学)英語学科専攻。学生の頃より日本人経営のイタリアンレストランに勤務。2008年に独立し「Soleil」をオープン。大連外国語学院より店舗の移転を重ね、2015年5月より新世界名店坊内へ。
かつての大連の名店にて
大学生の頃、いつか海外留学をと心に夢を想い描きながら、学校の近くにある日本人経営のイタリアンレストラン「Le Cafe Igosso(イゴッソ)」でホールスタッフとしてアルバイトしていました。働く中で、日本人オーナーや店長がお店をしっかり管理し、料理にこだわりを持ち、スタッフを熱心に教育する真面目な仕事ぶりに惹かれ、「ここで働けばサービス業や料理など多くを学ぶことができる!」と感じ、卒業後も正規社員として働き続けました。
多国籍な嗜好に応じるため
Igossoは2008年に閉店。私はこの店が大連で一番のイタリアンレストランだと自負しており、失うのを非常に残念に思いました。オープンキッチンだった故、私もホールの仕事をしながら料理の盛り付けやパスタ料理などを学んできました。店の味を残し知識も活かしたいという想いは強く、5ツ星レストランでシェフとして勤務していた夫と二人で独立。大連外国語学院漢学院(外国人留学生の宿舎や教室がある棟)の近くに小さな店を構えました。毎日日本、韓国、ロシア、欧米人など多国籍の留学生を相手に、かつての店での価格設定では難しいため、ボリューミーでリーズナブルなコンセプトに。さらには国籍により嗜好が異なるので、お客様を見て、または好みなどをお聞きし、それに応じドレッシングを変えたりパスタのゆで具合を調整したり。
ある日、フランス人の年配の女性がお越しになり、鴨肉のローストを注文されたので、付け合せにパンをお出ししたら「鴨肉といえばライスに決まってるでしょ!」と。国籍と文化の先入観にとらわれず、個人としてお客様とコミュニケーションし、対応することの大切さを知る印象的な出来事でした。
さらなる挑戦に向けて
大学の移転をきっかけに店も明澤街へ引越し、さらにそこが立ち退きとなり、現在の新世界名店坊へは昨年春に。現在は夫と私の弟がシェフとして、私は一人でホールを担当し、まさに家族経営の小さなお店です。今も変わらずIgosso時代から通ってくれている長いお客様も多く、数年前に日本語フリーマガジンのデリバリー特集に掲載されてから、今もなおシャングリラマンションの方からのデリバリー注文を多く受けています。
これまでの経験で、お客様とのコミュニケーションの大切さを知り、それこそがお店と私自身の成長に繋がっていると思います。これからも多くのお客様とコミュニケーションできるよう、専門の英語以外に日本語、フランス語のレベルもさらにアップしたいところです。
ストレス解消法!
ほぼ休み無しですが、いざ時間ができたときはショッピングへ! バッグや化粧品など迷うと疲れるのでささっと買います(笑)。洋服はZARAがお気に入り。
最近ハマっていること
フランス語の発音が素敵だなと感じ、フランス人の常連さんの助けも借りながら今勉強中です。もう一冊の「深夜食堂」は、青和語学学校校長の日本人の奥様からいただいたもの。同じ飲食業を舞台としているところに興味を惹かれます。
私のお店ご紹介
マルゲリータを筆頭に全19種の釜焼き薄焼きピッツアやパスタ、肉、海鮮ほか、風味豊かなチーズ料理など、まさに本格派のコンチネンタル料理をお楽しみください。
■DATA
中山区人民路43号新世界名店坊3階
℡8807-8778
お問い合わせは