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理想の住まい 住まいQ&A・住まいあるある
知っておきたい事前チェックの内容と住まいに関するエピソードを紹介します。
頼れるプロに聞く!
住まいQ&A
教えてくれた人
スターツ大連 総経理 篠崎充央さん
Q.物件の希望を不動産仲介会社へ伝えるときは
A.エリア、間取り、予算、入居人数、環境などの利便性+「こだわる」部分を強調
日本とは異なり、部屋ごとにオーナー、家具、家電、内装が異なる中国の部屋。また買物や食事、通勤通学など利便性も十分考慮しておきましょう。不動産仲介会社と打ち合わせする段階で、条件を整理し、優先順位をつけておくとベターです。多くの部屋を見学する中で迷ってしまったなら、絶対譲れない「こだわり条件」を優先させることをおすすめします。
Q.部屋の下見で注意するべきことは
A.生活インフラや過去のトラブル事例、適正賃料のチェックも忘れずに!
お湯については物件により、室内タンク式、室内給湯式、マンションの集中給湯式などさまざま。それぞれメリット、デメリットがあるので事前に把握しておいてください。さらに水圧や排水の問題、電球切れや使えない家具・家電はないか、過去のトラブル事例なども確認しておきましょう。最後に日本人料金として高い賃料で提案を受けていないかの確認も忘れずに。
Q.部屋の備品が不調、故障したときは
A.焦らずに、まず不動産仲介会社へ連絡を!(もしくはオーナー、マンションの物業)
基本的には躯体や設備の不具合、故障については物業(管理会社)またはオーナー(大家さん)の費用負担、家具・家電の不具合、故障はオーナーの費用負担(要交渉)となります。個人の契約状況によりますが、自身で修理手配せず、まずは部屋を仲介した不動産会社(オーナー、物業)へ相談を。
Q.よくあるトラブル事例
A.生活騒音がトラブルナンバーワン、お互いの気遣いも重要なポイント
集合住宅での騒音トラブルは、日本も中国も同様。早朝や深夜の足音、話し声、テレビや音楽の音などその事例は少なくありません。生活音の問題はお互い様であり、同様に気遣いも大切です。生活騒音の対象相手への交渉も、仲介した不動産会社へご相談を。
●深夜に寝ぼけてトイレと玄関を間違え、ドアが閉まり外へ締め出された。冬の寒い中寝巻き姿でしばらく放心状態→現状を認識し目がイッキに覚めた。近所の同僚に鍵屋を頼んで無事戻れました。
●あれこれ不備があればその都度物業に連絡し対応してもらっています。今ではすっかり顔なじみに(笑)。
●隣人がよく入れ替わるが、今は早起きで料理をちゃんと作る人で包丁で物を切る音で目が覚める。ちょっと迷惑……
●隣人が大型犬を飼っていて鳴き声が大きく、リードをつけず廊下をウロウロ。注意したら逆切れされた(怒)。結局自分がそこを出て行きました。
●マンション下のコンビニのおばちゃんと仲良くなり、もしものときのためにスペアキーを預けていた。
●水周りが壊れ、修理依頼したところ、業者さんから「必要なパーツを買ってきて」といわれ(怒)、「外国人だし、どこで買えばいいかわからない!」とゴネ倒し、業者さんに買ってきてもらった。
●冬の室内乾燥が加湿器だけで追いつかず、室内だが床に打ち水をしている(絨毯なので)
●鍵をインロックしてしまい、業者さんを呼んで開けてもらうため、ドアの前で待つこと数時間。なかなか来ないので電話したら、「今晩御飯中だから待って」って……(泣)
●部屋を借りるのに、家電、家具が揃っているのは中国のいいところだが、TVが未だにブラウン管。大家さん物持ち良過ぎ!
●ローカルアパートに住んでいた頃。冬場の階段の踊り場はどこかのお宅の白菜が山積み。
●冬場のマンションあるある。吹き込む風圧(?)でエレベーターのドアが閉まらない!
●建物の構造のせいなのか? 強風が吹きあれる日は部屋のチャイムが勝手に鳴っていた。しかも夜中で怖かった。
●引っ越して間もない頃だったが、玄関ドアのノブがごっそり抜け落ちた。
●家を売るから来月出て行ってもらえないかと。急すぎる……
●大家さんが家を売るとかで、買いたい人が何人も部屋を見に来るんだけど、お願いだから玄関で靴を脱いでください。
●突然の断水で、そのまま家を出た。蛇口をきっちり締めていなかったのと蛇口の向きがシンクからはみ出ていたせいで、帰宅したら家の中が水位約3cmの水浸しに。友人の助けを借り、バスタオルで吸い取っては水を捨てる作業を延々と繰り返しました。
●大家さんにお願いして、湯船を入れてもらいました。足のついた置くだけのタイプ。しばらく使っていると湯船の底が抜けた。
●隣の家のカップルの深夜の痴話喧嘩が結構多かったのですが、ある夜尋常じゃないほど彼女が泣き叫んでいた。すると何やら外に男性3人くらいがやってきてカップルと問答を始めた。うるさいのでのぞき穴から見ると派出所の警官たちだった。とうとう警察沙汰に…… というか、カップルの喧嘩より警察官の声が大きすぎて眠れなかった。