Concierge大連 2020年9月号
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俄羅斯風情一条街 老房子を歩く
歴史をこの目で見る
俄羅斯風情一条街
エキゾチックな建物が立ちぶ通りは異国情緒満点
色鮮やかに修復された洋館が立ちぶ
東清鉄道汽船株式会社の社屋(現在は美術館)
勝利橋(旧日本橋)を渡ると、建物の雰囲気が一気に変わりロシア風情一条街が現れる。1898年ロシアが大連で最初に開発したエリアであるロシア街は、まだ昔のロシア風の街並みが残っている。脇道を行くと市場のようなところがあったり、古い赤レンガの日本の長屋のような建物があったりした。
ロシア人街の入り口右手に1902年築の東清鉄道汽船株式会社の社屋(現在は美術館)が、左手には中蘇造船公司技工学校(現在は大連船舶技術学校)やロシアの鉄道会社社員の住宅がある。一番奥にあるロシア建築の初代大連市役所も見どころだ。
新築のバロック式建物
思い出を手作り創作に、大連の魅力を観光客に伝える
ロシア風情街の一番奥にあるロシア建築は初代大連市役所、その右手にある「熊孩子書店」。子供の頃、祖母の住む古い日本家屋で過ごしたという周さんが、自身の専攻である美術を活かし店を設けた。大連の老房子、風景、電車をイラストや版画で描いた絵葉書や手書き旧地図を販売している。アトリエ風の店内は、「大連印画」「老大連」「大連の詩」「大連老式電車の旅」「歩く大連」「大連老建築」、電車キーホルダー、冷蔵庫マグネットなどが揃う。
「熊孩子書店」
西崗区団結街6号
139-9862-7353