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徐匯老房子芸術中心
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徐匯老房子芸術中心

  • カテゴリ:観光スポット
  • エリア:徐家匯

近代革命家の故居

旧フランス租界の真ん中、武康路にある民家。1912年に建てられた建物は、イギリスの農村にあるようなガーデン付きの住宅様式を採用しており、クリーム色の外壁が上海のスタンダードな老房子の風格をかもし出す。現在は窓辺に洗濯物が干され、住民が出入りする一見なんの変哲もないこの建物は市民から〝黄公館〞と呼ばれている。
それはかつてここに暮らした黄興という人物に由来する。彼は、孫文らとともに近代民主革命の先頭に立った人物。館で暮らしたのはわずか4カ月だったが、その間にもこの場所で孫文らと幾多の会合を重ね、中国の未来を論議したという。その後、建物は図書館や学校として使用され、81年からは一般の住居になっている。
その〝黄公館〞のダンスホールだった場所にあるのが、徐匯区の老房子の歴史が学べる「徐匯老房子芸術中心」だ。2010年の上海万博の開催を期に、より多くの人に老房子の魅力を伝えるために作られた空間の1階には徐匯区の主だった老房子の歴史が学べる模型が並び、常駐するスタッフから説明を受けられる。吹き抜けを囲むようにある2階は、定期的にさまざまな写真展を行うイベントスペースになっている。さらに毎月第一土曜日の午後には「老房子故事会」というイベントも。1つのテーマに沿った作家や専門家などを呼び、講演会を実施、多くのファンを集める人気イベントだ。
武康路には黄公館以外にも作家・巴金の故居、スペイン式花園住宅で小説「上海的風花雪月」に取り上げられた〝ロミオのバルコニー〞がある建物など見所ある老房子が立ち並ぶ。「徐匯老房子芸術中心」では武康路エリアの老

房子マップも無料配布しているので、まずはこちらに立ち寄ってから、老房子散歩に出かけてみるのもオススメだ。館内には英語が話せるスタッフもいるので、歴史トークも盛り上がるかも!?



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徐匯老房子芸術中心

住所 上海市徐汇区武康路393号甲 MAP
電話 021-6433-5000
休日 無休