キーマンインタビュー

大連イートンハウス国際部
  • ビジネス記事
  • キーマンインタビュー

大連イートンハウス国際部

校長 Richard Woods 氏 2021年7月号

バカロレア・プログラムで
可能性を最大限に伸ばし
世界に羽ばたく学生を育つ


グローバル・マインドで世界に羽ばたくインターナショナルスクール


 イートンハウスはシンガポールに本社を置き、シンガポール、中国、インド、韓国、日本に100以上のインターナショナルスクールとプリスクールを展開しています。イートンハウスのインターナショナルスクールでは、探究型のプログラムを通じて、生徒たちが教科書を越えた「社会を生き抜く力」「考える力」を持ち、創造的、批判的、内省的思考を身につけることを促す学習の枠組みを提供します。
 イートンハウスは1995年の開校以来、国際バカロレア(IB)認定校として、特色ある「バイリンガル教育」を展開しています。社会へ出た際に欠かせない、問題解決能力を身につけられるよう努めています。この教育方針が中国にも認められ、“トップ500校”の一つとなっています。
 イートンハウスは、「教育で未来をつくる」というグループビジョンの下、アジアを中心とした各国で教育サービスの提供を行っています。現在は蘇州、長沙、広東、深セン、アモイなどの中国主要都市に展開しています。大連はさまざまな形で成長している都市であり、世界各国からさまざまな種類のハイテク企業がやって来ています。 そこで働く従業員の子供たちが質の高い教育を受けられる学校として、2018年に大連イートンハウスを立ち上げました。現在、2歳から14歳までの子供を受け入れており、ゆくゆくは2歳から18歳までの学校になるまで毎年成長しています。日本部のカリキュラムは、日本の幼稚園教育要領に基づいた保育活動を行っていますが、インターナショナルバカロレアの素晴らしい点である、「自ら考える」「挑戦する」「思いやり」「助け合い」などを日本部の教育理念にも取り入れています。


バランスの取れた学習と一人一人に合わせた教育


 イートンハウスは、シンガポールと中国の政府と協力して、地元および国際社会の実践基準を強化してきた実績があります。江蘇省政府は、国際的な家族を引き付け、子供たちの教育を継続するための質の高いプログラムを提供することを目的として、イートンハウスに蘇州、無錫、南京に学校を開設するよう要請しました。イートンハウスインターナショナルスクールは現在、IB 認定校であり、学習者のダイナミックで活気に満ちた国際コミュニティを引き付け、彼らの身近な環境の社会的及び教育的景観に大きく貢献してきました。
 国際バカロレア(IB)は、多様な文化理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。IBのプログラムは、世界各地で学ぶ生徒に、人がもつ違いを理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けられるよう働きかけています。IBカリキュラムの特徴としては、教科書とIBの独自カリキュラムの融合によって授業を行う点です。世界に通用する論理的思考力や表現力、コミュニケーション能力を身につけていくのが目的です。 
 初等教育プログラム(PYP)では、従来の教科の枠を超えた学習を展開しています。児童は以下の6つの教科横断的テーマを探究します。「私たちは誰なのか」、「私たちはどのような場所と時代にいるのか」、「私たちはどのように自分を表現するのか」、「世界はどのような仕組みになっているのか」、「私たちは自分たちをどう組織しているのか」、そして「この地球を共有する」ということです。生徒に決まった科目内容を教えるだけではなく、考え方や思考プロセスを伸ばすことに力を入れています。


豊かな想像力が学力と創造力の礎激動時代を生き抜く力を育成する


 私は教育関連の仕事に31年間携わってきました。かつて子供にお芝居の指導をしたことがあります。脚本を子どもたちに与えたところ、子どもたちの想像力は大したもので、時には喧嘩もしながら意見を出し合い、素晴らしい出来栄えに仕上がりました。この経験は、子どもたちに計り知れない感動と達成感を与えてくれたと信じています。その後、生徒の興味・関心を引き出し,学ぶ意欲を駆り立てるための「授業づくり」に特に力を入れています。
 良い学校とはどのようなものであるかを本当に知りたいのであれば、学校に通う子どもたちの喜びから判断することができます。当校では、先生が楽しいから生徒も楽しく、それが生徒のやる気に繋がります。先生も生徒も楽しく学び成長していくことで、活気に溢れる学校となります。「面白くなければ生徒たちに学びを与えられない」という考えのもと、教員たちが一丸となって「学ぶ楽しさ」を生徒たちに伝えています。当校では入学するお子さまとご家族を全面的にサポートします。ご家族と学校のスタッフによる緊密なコミュニティがあり、安心して学校生活を送って頂けます。
 現在の子どもたちが生きる未来には、「与えられた課題の正解を求める力」よりも、「自分で問いを立て、解決策を仲間と協力しながら考え、生み出す力」が求められており、豊かな想像力が、その後の学力と創造力の礎になります。夢中になれる学習や、部活、様々な体験や遊びを通じて、子ども自身の「やりたい」「学びたい」という気持ちを自然に引き出しています。
 子どもの将来のためにはどのような育て方をすれば良いのか、どうすれば立派な大人になってくれるのか、ということは子育ての大きな課題です。しかし、私達が子どものためにできることは、あくまでも選択肢や可能性を広げてあげることです。自分で考える力、自分で選ぶ力を養い、将来優れた人間となれるような環境に子どもを置いてあげるといった基礎的なことは、イートンハウスが提供しています。子供たちそれぞれが生涯を通じて熱心に学習し、やがては国際社会で自信に満ちた人材として活躍できるよう導くことが私達の使命です。



50年ぐらいチェスをやってきました。イートンハウスでチェスの指導を担当しています。チェスを通じて子どもたちの「考える力」を伸ばし、自信を持つことで他教科の成績においても良い結果を出しているようです。



PROFILE
Richard Woods

1959年生まれ、イギリスのブリストル出身。イギリスのスタフォードシャー大学にて学士号、オープン大学にて修士号を取得。2000年以降、イギリスや中国など7カ国で教師と行政管理の業務に従事。2021年4月より、イートンハウス校長に就任。累計31年間の教育歴を持ち、そのうち13年間は指導者・校長を務めてきた。


<Richard Woodsさんをさらに知る>


百聞は一見に如かず


2020年に江蘇省の農場で撮った写真です。学生を実地調査に連れて行くのが好きです。 旧来の人力での農作業の大変さを体験し、「農と食の大切さ」を知ってもらいます。子どもたちの将来が楽しみです。


我がファミリー


妻の出身地であるニューファンドランド島(世界では16番目、カナダでは4番目に大きな島 )での妻と私、及び北京で救助された愛犬。愛犬は私達夫婦にとてもなついており、家族同様の存在です。


長城に登らざるは好漢に非ず


「 不到長城非好漢 」とも言われる万里の長城で撮った一枚。これでようやく好漢になりました。万里の長城に立っていても、所属しているブリストル・ローバーズFCを応援しています。 


大連イートンハウス国際部

高新区小平島観涛路6号
℡(0411)8263-8666

大連イートンハウス国際部

住所 辽宁省大连市高新区小平岛观涛路6号 MAP
電話 0411-8263-8666

ピックアップ

Concierge
コンシェルジュ公式App

CCG Concierge

上海・大連への
便利な街案内&生活情報アプリ!

ダウンロードはこちら
  • App Store からダウンロード
  • Android からダウンロード
  • App Store からダウンロード
  • Android からダウンロード

ピックアップ

Concierge 公式SNSアカウント
Concierge 公式SNSアカウント
最新の情報を
タイムリーにお届け!
QR

公式WeChat公众号:ConciergeDL