キーマンインタビュー

三井住友銀行(中国)有限公司
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三井住友銀行(中国)有限公司

大連支店 支店長 中村則夫氏

企業のニーズに合わせ
親身なサポートを提供
お客さま本位の業務運営を


企業のニーズに合わせたベストな金融商品のご提案


 当店、三井住友銀行(中国)有限公司大連支店は、中国国内で16番目の拠点として2016年4月に開設しました。所管エリアは市内6区(中山区、西崗区、沙河口区、甘井子区、旅順口区、金州区)と瓦房店市、普蘭店市、庄河市、長海県です。現在は人民元業務、外貨業務ともに法人向けフルバンキング(現金業務を除く)を行っています。
 開設からまもなく3年半を迎えますが、当店では預金、融資、決済、為替などのベーシックな銀行業務以外にも、トレードファイナンス、ストラクチャード・ファイナンス、デリバティブ商品や、アドバイザリー業務といった多種多様な金融商品をお取り扱いしています。例えばトレードファイナンスでは、海外との輸出・輸入取引をされているお客さまに対して、輸出手形の買取や信用状(LC)の発行を始めとする様々な業務を提供しています。輸出者の債権を私達が買い取り、取引相手の与信を見て輸出者にお金を出すこのような仕組みを「売掛債権流動化」と言い、大連市内では比較的多い取引形態の一つです。中国企業から日本企業へモノを売るケースを考えた時に、私達は日系企業なので、日系企業への与信が取りやすい。ですから輸出者である中国系の企業にお金を貸すことができます。一方ストラクチャード・ファイナンスの例を挙げると、ある企業がビル建設など特定の事業(プロジェクト)を行なう場合に、将来のリース料を返済原資とすることができます。このように事業(プロジェクト)の成功度合い、つまり将来のキャッシュフローに依存するのが特徴です。実際に行内にはストラクチャード・ファイナンスの専門部署もあるほどです。お客さまのニーズは様々ですが、私達はこのようなサービスの中から、それぞれのお客さまに一番ベストなソリューションを提案しています。


陸海空ルートが繋がる拠点のひとつとして


 私は三井住友銀行へ入行する前、当時勤務していた地方銀行からの出向という形で、2004年から2007年までの3年間、大手銀行の大連支店に在籍しました。初めての中国でしたが、当時の大連は第2次日系企業進出ブームの真っ最中で、市政府を中心に日系企業の誘致も盛んに行われるなど、大型の投資や企業進出が相次いだ時期でした。現在はそのブームが去り、既存事業の拡張など、お客さま自らが様々な手法を持って事業を拡大していく時期に来ていると思います。
 大連は陸海空の交通が発達しており、ここを拠点に東南アジアや欧米へ輸出を行なうお客さまも非常に多いです。当店も業歴という観点ではまだまだ若いですが、中国以外の第三国と連携するお取引は、数多くの実績があります。例えば前述のトレードファイナンスなど、金融商品の枠組みは世界共通ですので、どこにいても同じように提案することが出来ます。私達は中国にいますが、日本や上海、香港、シンガポールなど各拠点の専門部署と連携して、時にはテレビ会議を通して、商品の提案を行なうこともあります。三井住友銀行の世界各地に広がるネットワークを駆使することにより、グローバルな提案が可能です。


成熟した大連市場での営業戦略


 大連の市場は成熟しており、営業活動は容易ではありません。多くのお客さまは当店よりずっと以前に大連に進出され、工場のオペレーションやご資金繰りも安定されている場合が多いですし、これまでお付き合いのある金融機関とのご関係もあります。また大連市内だけでも、当店開設前に既に9行の外資系銀行が営業活動を行っており、金融業としても競争の激しい地域ですので尚更です。私達は後発の銀行としてどのような営業戦略を取ったら良いかということを常々考えますが、やはり、できるだけ多くのお客さまと接点を持ち、お客さまが困った時にどれだけ銀行としてお役に立つことができるかどうか、に尽きると思います。三井住友フィナンシャルグループでは、経営理念として「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」を掲げ、この実現に向けてグループすべての役職員が共有する価値観・行動指針として、グローバルベースで「Five Values」を定めています。そして、中でも「Customer First」(常にお客さま本位で考え行動する)をその最上位に掲げています。銀行は金融業でありサービス業です。お客さま本位の業務運営を追求することで、一人でも多くの三井住友銀行ファンを増やしていきたいと考えています。
 今後の展開としては以下の3点を掲げています。1つ目は、日系銀行として日系のお客さまサポートを最大のテーマとしつつも、今後は更に中国地場企業や多国籍企業とのお取引を増やしていきたいと考えています。三井住友銀行のグローバルなネットワークを駆使することで、中国域内はもちろん、中国から日本や諸外国へ進出される際のご相談にも、スピーディー且つ親身なサポートをご提供させていただきます。2つ目は大連市への貢献です。大連市政府を中心とした当局施策をよく理解した上で、銀行として何ができるかを自ら考え、行動に移して行こうと考えています。また地域貢献の取り組みとしては、CSR活動の一環として7月に大連市内のビーチでゴミ拾い活動を行ったほか、中国盲導犬大連訓練基地を訪問し、基地内の見学や盲導犬との歩行体験イベントを実施しました。3つ目は従業員教育です。私は「厳しくも働きがいのある職場、風通しがよく本音で議論できる職場」を理想としています。従業員全員に、できるだけ早くそれを実感してもらえるように環境を整えることも、私自身の任務です。日本人は何年かすると転勤し大連を離れますが、中国人スタッフはそうではありません。主役である中国人スタッフの仲間たちに、この後5年先、10年先も、三井住友銀行(中国)有限公司で働いて本当に良かったと思ってもらえる店舗作りを目指したいと考えています。



会議中の一コマ。業務に限りませんが、できるだけ中国人スタッフの仲間の意見を聞き、直接議論を交わすことを心がけています。お互いに言いたいことを言い合える、風通しの良い店作りをしたいと考えています。



当店はCSR活動にも力を入れており、最近はその活動の一環として、支店職員全員で盲導犬訓練基地を訪問しました。実際に目隠しをして、盲導犬に誘導されて道を歩くなど、とても貴重な体験をしました。


PROFILE
なかむら のりお

1972年北海道出身。筑波大学卒業後、北海道所在の地方銀行にUターン就職。2008年三井住友銀行入行。国際統括部(東京)、上海本店、杭州支店を経て、2018年4月大連支店着任。特技は高校時代より本格的に始めた陸上競技。大学では陸上競技部に所属し、十種競技を専門種目としていた。趣味はランニング、写真撮影、映画鑑賞、読書。


<中村さんをさらに知る>


5歳、姉と妹に挟まれて


北海道の静内町で生れ育ちました。小さい頃の特徴は、顔がまん丸で、髪も長めで、姉のおさがりを着たりしていましたし、姉妹と一緒にお人形遊びなどもしていましたので、ときどき女の子に間違われたりもしました。


18歳、高校生、陸上競技に没頭


インターハイ北海道予選会400m×4レースの一コマ。子供の頃から比較的足が速く、高校時代は100m、200m、走り幅跳びを中心に、また陸上競技部の主将としてリレーのアンカーも務めていました。


30歳、長男と一緒にクワガタ集め


親戚のおじさんと、長男と一緒に、帯広の山中でのこぎりクワガタを採集。この頃はオオクワガタのブリーダーをやっており、自宅には菌床ビン(クワガタ幼虫の養殖用容器)が所狭しとならんでいました。


三井住友銀行(中国)有限公司 大連支店
西崗区中山路147号森ビル4階-A
℡(0411)3905-8500


三井住友銀行(中国)有限公司

住所 辽宁省大连市西岗区中山路147号森茂大厦4楼-A MAP
電話 0411-3905-8500

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